イ・ビョンホン主演!1千200万人以上を動員した人気作品!韓国映画「王になった男」!
キャスト人も豪華でとても面白い映画となっています。
この映画にはモデルになった人物がいたとか…?気になる点をあらすじ、ラスト結末感想などを踏まえてネタバレしていきます!
目次
韓国映画「王になった男」の概要とあらすじは?
早速、韓国映画「王になった男」の概要とのあらすじから紹介します。
作品名(邦題) | 王になった男 |
原題(韓国) | 광해, 왕이 된 남자 |
公開日 | 韓国 2012年9月13日 日本 2013年2月16日 |
監督 | チュ・チャンミン |
脚本 | ファン・ジュヨン |
公開時間 | 131分 |
簡単に今回の韓国映画「王になった男」に出てくる主な登場人物を紹介します!
★光海君/ハソン(王様/道化師) ★王妃 ★ホ・ギュン(重臣) ★ト部将 ★チョ内官 ★サウォル
王様と道化師ハソンはイ・ビョンホンが1人二役するんですけど…さすがイ・ビョンホン。顔つきだけでどっちの役かわかっちゃいます。そんな俳優さんたちの演技にも注目して映画を視聴していただきたいです!
それでは簡単なあらすじへ…
★舞台は1616年の朝鮮。暴君として王の座についた光海君は暗殺に怯え影武者を探すよう命じます。
そこで出会ったのが道化師をしていたハソンでした。彼は王様と顔がうり二つのようにそっくりだったのです。毒を盛られついに倒れてしまう王、光海君。その代わりに政治を動かしていくハソン。
自らの意思で民のためにすべきことを考え動いていく…その背中は本物の王そのものでした…
あらすじをさっと読むだけでもドキドキしてきませんか?
さて、韓国映画「王になった男」ですが、ラスト結末はどのようになったのでしょうか?
韓国映画「王になった男」のラスト結末のネタバレは?
韓国映画「王になった男」のこんなラスト結末が待っていました。ネタバレありますので、未見の方は注意してください。
李氏朝鮮の第15代王である光海君は暴君であり市民から恐れられる存在でした。即位してからというもの、宮廷内では派閥が絶えず王は命を狙われるばかり。”暗殺”という危機に危険を感じ自分の影武者を探すよう命じます。そして見つかったのは王に見た目がそっくりなハソン。彼は道化師でした。見つかるや否や、彼はすぐに王宮へ連れていかれます。その頃、王はとうとう毒を盛られ倒れてしまいます。一命はとりとめたものの目が覚めず不安定な状況。王の病状が回復するまでハソンは代役を命じられ王として動き始めます。
王家の重臣ホ・ギュンや世話係のチョ内官から、特訓を受け王としてそして影武者としての生活がスタートしたハソン。最初はなにもわからず言われるがままのハソンでしたが、時間が経つにつれ自分の判断で政治を動かします。ハソンは王と違い温和でやさしい性格だったため、政治でも以前の王と打って変わった処遇を出していきます。しかし、その情の厚い処遇に違和感を覚えたのは反対派勢力たちでした。「王は偽物ではないか?」と疑い始めたのです。
一方、光海君は徐々に回復へと向かっていました。王が完全復活するまで影武者のハソンにもう少し頑張ってもらい、回復後は始末すればよいと考えられていました。
そんな中、王妃の兄が反逆者として捕まってしまいます。ハソンはそれを制止させます。王妃もまた以前の王からあまり愛されていなかったため、ハソンが王妃を大切にすることにより王妃もまた戸惑いを隠せずにいました。
ついには家来の中からも疑いの声が上が…。王の護衛官、ト部将もまた王が別人なのではないかとハソンへ不信感を募らせていたのです。
ト部将は王が別人であると自分の中で確信したのか、夜、王妃とハソンが恋文を読みあっている中突然現れハソンに刀を突き付けます。王妃が庇ったことで事なきを得ましたが、王に刃を突き付けたことにショックを受け自害をしようとするト部将。ハソンは「王を守る護衛官が自害してはならない」と叱咤します。
そして宮中ではハソンに追い打ちをかけるように妙な噂が出回ります。「王が王ではない」と。
王妃までもがその噂を聞き、ハソンの元へ確認へ。王には胸に傷がありましたがハソンには傷がないことを確認し王妃は偽物の王だということを知ってしまうのです。
「王が王ではない」という声が高まり、ついには反対勢力たちが王に胸の傷を見せろと問い詰めてきたのです
問い詰められた王は胸を見せるとそこには…たしかに傷があったのです。そうです。光海君は無事に回復し間一髪ハソンと入れ替わることができたのです。
しかし、目覚めた光海君は「一度王になったものは生かしてはいけない」と判断し、ト部将に事を告げハソンと山奥へ。さらには刺客をおくり追いかけさせます。
ト部将は追ってくる残りの刺客に気が付き、ハソンを逃がします。ト部将にとっては光海君よりハソンが自分の中での王となっていたのです。自らも大けがを負い、残りの刺客を殺し切ったト部将。ハソンはト部将が気になり帰ってみるとそこには瀕死状態のト部将が…ハソンはト部将の元へ駆け寄り、胸の中で静かに息を引き取ったのです。
無事に船に乗り込んだハソンは、見送りに来たホ・ギュンの見送りを受け旅立つのでした。
以上が、韓国映画「王になった男」のネタバレです!本当に面白いので、是非見てみてください!
それではここからは韓国映画「王になった男」の私の感想をお伝えします。
韓国映画「王になった男」の感想は?
こちらが韓国映画「王になった男」を見た私の感想です
映画の内容はもちろんなんですが、最初にすごいな…と思ったのはイ・ビョンホンの演技でした!
1人2役なのに王様とハソンでの表情が違いすぎて…本当にびっくりしました!
キャストも韓国映画やドラマ通の方ならおなじみの顔が多いなと感じられた方もおられるのではないでしょうか?
本当に豪華な俳優さんたちが、素晴らしい演技で、見る人を虜にする作品だと思います!
さて!内容に移りましょう!
内容はコメディ要素あり、涙要素もありで終始面白い作品となっています。
私がぐっと来たシーンは後半のト部将がハソンを逃がし追っ手を倒すシーンです!真面目でしっかり者のト部将が偽物の王と知っても「私にとっては本物の王だ」と残し追っ手を倒し自分も最後は息を引き取るシーン…
彼の残した言葉が頭から離れないほど、このシーンに感動しました。是非これから映画をご覧になられる方はチェックしてみてください!
ここで、韓国映画「王になった男」のキャスト一覧を紹介します。
韓国映画「王になった男」のキャスト一覧は?
韓国映画「王になった男」のキャスト一覧はこちらです!
韓国映画「王になった男」のキャスト 光海君 / ハソン (イ・ビョンホン)
イ・ビョンホン
生年月日:1970年7月12日
代表作:IRIS、ミスターサンシャイン、REDリターンズ等…
役について:光海君→李氏朝鮮15代王。暴君王と知られ恐れられている。反対勢力から命を狙われている。
ハソン→道化師。とてもやさしい。光海君と顔がそっくりのため影武者に抜擢される。
韓国映画「王になった男」のキャスト 王妃 (ハン・ヒョジュ)
ハン・ヒョジュ
生年月日:1987年2月22日
代表作:W~君と僕の世界~、トンイ、華麗なる遺産等…
役について:光海君の妻。王との関係が冷めきってしまっている。兄が1人いる。
韓国映画「王になった男」のキャスト ホ・ギュン (リュ・スンリョン)
リュ・スンリョン
生年月日:1970年11月29日
代表作:7番房の奇跡、キングダム、バトルオーシャン海上決戦等…
役について:重臣。光海君を支える重要な人物。
韓国映画「王になった男」のキャスト ト部将 (キム・イングォン)
キム・イングォン
生年月日:1978年1月20日
代表作:ムルゲ~王朝の怪物~、ただ一つの愛、マイウェイ~12000キロの真実~等…
役について:王の護衛官。真面目な性格で、規律をしっかり守る人。最後はハソンに惹かれていく。
韓国映画「王になった男」のキャスト チョ内官 (チャン・グァン)
チャン・グァン
生年月日:1952年1月5日
代表作:花遊記、雲が描いた月明り、ピノキオ等…
役について:王の世話係。基本は寡黙な人間柄。ハソンによく助言などをしている。
韓国映画「王になった男」のキャスト サウォル (シム・ウンギョン)
シム・ウンギョン
生年月日:1994年5月31日
代表作:怪しい彼女、新聞記者、のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ~等…
役について:女官。年は15歳と若い。最後は毒見をして早くに亡くなってしまう。
ところで、韓国映画「王になった男」の実際のモデルがいたことをご存知でしょうか?
韓国映画「王になった男」のモデルは?
韓国映画「王になった男」のモデルですが…
実は光海君は実在する王様なんです。
政治的功績を上げるなど実績のある王だったと記される反面、兄や弟たちを殺した。などといった暴君説も根強く残っています。
実際に兄を毒殺し、弟を島流しにし、実の母を王妃から退けさせたという暴君ぶりが見て取れます。しかし最後は悲しい運命に…1623年3月13日反対勢力がクーデターを起こします(仁祖反正)。光海君は廃位され王妃と子供たちと江華島へ追放されてしまいます。
また、王妃は映画の中でも悲運な王妃として描かれていましたが、実際も悲運な運命を辿っていました。
江華島に流され、そこから脱出を試みた息子は、捕まり自害。見守ることしかできず苦しんでいた王妃は仁祖反正が起きたその年の10月に病気で死んでしまっているそうです。
もう一つ有名な話があります。それは光海君は廟号(びょうごう)のない王様ということ。廟号とは王が死去後ささげられる名前のことを言います。朝鮮王たちは「祖」や「宗」がつくのですが…光海君は暴君とされ廃位されてしまった結果、こうした名前ももらえなかったようです。
韓国映画「王になった男」まとめ
この15代王、光海君を題材ににした映画はほかにもたくさんありますが、私はこの「王になった男」が一番見やすかったと思います。
いろんな歴史の背景に奮闘しながら生きてきた王光海君。たくさん功績を残しているにもかかわらず、やはり現代では「暴君」ということが根強く残りすぎているようにも感じました。「王になった男」は2人の男が王になり政治をしますが、ハソンが行う政治は実は光海君の暴君と言われる前の政治を表しているのではないかと考えました。
実際にも暴君と言われる前は、民を思いやりやさしい政治を行っていたとか…真実はわかりませんが、この映画を見て朝鮮の歴史に興味を少しでも持っていただけると嬉しいです。
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